ハリケーン「サンディ」2012/11/02 22:31

ハリケーン「サンディ」

 

10月末にハリケーンサンディがアメリカ北東部を襲った。強風や高潮で被害が出た。カリブ海やカナダでの死者を合わせると150人以上が亡くなったらしい。ニューヨークを含む広域で大規模な停電も起こった。

 

ニューヨーク付近に住む一部のアメリカ人はこんなこと初めてと騒いでいるようだが、実はそうではない。ニューヨーク付近は、過去にもハリケーンに襲われている。有名なのは1821年のグレート・セプテンバー・ゲールと名付けられた嵐である。当時はまだハリケーンという言葉は一般的でなく、ハリケーンなどによる強風はゲールと呼ばれていた。このハリケーンによる高潮でハドソン川があふれマンハッタンは水浸しになり、やはり大きな被害を出している。

 

当時は、ハリケーンなどの嵐は構造を持って移動するということもわかっていなかった。そして、このグレート・セプテンバー・ゲールをきっかけに、ハリケーンのような暴風雨の構造の研究が始まった。その記念碑的なハリケーンが、今回のサンディと似たコースを取っているのだ。


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