バッハフルートソナタBWV1033 ― 2012/09/17 16:32
バッハフルートソナタBWV1033
バッハのフルートソナタに、ハ長調BWV1033というのがある。正確に言うとバッハの作とは確定しておらず、今のところ正確には誰の作かはわからない。しかし、一応バッハのフルートソナタ全集などには含まれることが多い。この曲がバッハの作でないとされる一因として、その作風がある。3楽章と4楽章はそれなりにバッハらしいのだが、1楽章後半と2楽章が、一見して単調な8分音符ばかりとなり、バッハらしくない。これをある音楽批評家は練習曲のようだとも言い、演奏はそれほど難しくないと言っている。
確かに単調な8分音符が続くのは練習曲のようであるが、演奏は決して易しくない。指を回すだけならば簡単かもしれないが、高低差のある音程を8分音符で正確に吹いて、それなりに聞かせようとすると、格段に難しくなる(単純な練習曲も、音楽として聴かせようとすると難しいものが多い)。バッハの他のソナタは、アマチュアでも下手なりに聞ける演奏になることが多い。しかし、このソナタは、下手なアマチュアでは演奏にならないと言った方が良いかもしれない。
曲になるかならないかの違いは、私は喉のトレーニングだと思っている。単に息を入れて指を回しても演奏にならない。音符に高低差があっても、音を滑らかに聞かせるための喉のトレーニングをきちんと積んでおく必要がある。ある意味、プロとアマに違いを際立たせる曲とも言えようか。アマチュアにとっては非常にしきい値が高い曲である。
コメント
_ r4i gold 3ds ― 2012/09/17 18:06
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