TO熊カード2012/06/20 18:44

TO熊カード

 

熊本市内は多くのバス会社の路線が乗り入れている。産交バス、熊本市営バス、熊本バス、熊本都市バス、熊本電鉄バスなどである。中心部では路線が重なっているので、現金でないとどのバスにも乗れないかというとそうではない。各会社共通に使えるプリペイドカードがある。さらに市電にも使える。これは大変便利である。このカードの名前は「TO熊カード」という。これをいきなり読める人は少ないと思う。トゥーユーカードと呼ぶらしい。

 

このカードのメリットは、もう一つある。それは、カードをカードリーダの手前で入れて、奥で出てきたのを受け取る方式である。つまり、降りる際に、手前でカードを挿入し、降車口に進みながら出てきたカードを受け取れる。この距離はわずか30センチ程度であるが、手の長さがあるので、ほとんどの人は挿入した後は止まらずに降りながら受け取ることが出来る。

 

以前、いた青森のバスはカードを下に向かって半分ほどカードリーダに差して、読み取り後にそのまま上に抜く方式であった。これだと完全に人の流れが止まってしまう。ちょっとの差のようだが、何人も降りると、その時間の差はかなり大きいような気がした。こちらの方が合理的だと感じる。10年後には、バスカードもスイカのように非タッチ式になっているかもしれない。