キャリントン事象 ― 2012/06/11 23:22
キャリントン事象
ナショナル・ジオグラフィック2012年6月号に、キャリントン事象についての記事があった。要約すると、1859年9月1日に、強大な太陽嵐が発生した。これが地球上に強力な磁場を生起させて、これによって電線に大きな誘導電流が流れたらしい。その際には当時の電信網では、電源を切っても通信が出来たらしい。この現象は、このときの太陽のスケッチを残したアマチュア天文家のキャリントンにちなんで、キャリントン事象と呼ばれている。
当時の電線は電信線くらいしかないはずである。そのため、もし今、これに匹敵する太陽嵐が起こるとどんな影響があるかはよくわからない。現代の巨大な送電網に、嵐による予期されていない誘導電流が流れることは確かである。その結果どうなるかというと、ドランスなどの破壊されてしまう可能性がある。もし嵐による誘導電流に耐えられないトランスなどの変圧設備があると、それらは悉く破壊されてしまうはずである。「悉(ことごと)く」である。もしそうなれば、復旧するのに数か月から数年はかかるらしい。もし数か月以上も停電が続けば、計画停電の比ではない。
最近、太陽活動が異常を示しているようである。 平成24年6月4日の産経ニュースにも「太陽活動に異変 黒点減少、磁場に異常 地球の寒冷期に酷似」という記事があった。http://sankei.jp.msn.com/science/news/120604/scn12060411040004-n1.htm
突発的な太陽嵐が起こらないとは限らない。さらにその際に、原子力発電所は大丈夫なのであろうか?原子炉冷却用の予備電源を含めて、それへの対応を考えてあるとは思うが。まさか、世界中のあらゆる電源が使えなくなりました、ということはないと思うが。
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